研究室訪問は重要か?

よく私のmixiに、研究室訪問をしたほうがいいですか?と相談が寄せられる。

研究室訪問は、はたして必要であろうか?

まったくもってばかばかしい質問であるが、あらかじめ答えを言うと、他大学院を受験するのであれば、「絶対に必要なもの」である。

以下、私なりになぜ必要なのかを簡単に説明したい。

■大学の雰囲気を知ることができる。
もちろん、入学後知ってもよいことだろうが、院試験前に知れば、モチベーションがあがることは言うまでもない。私、大学三年の夏に東京大学本郷キャンパスに研究室訪問に行ったが、本郷キャンパスのあまりの凄さに感動したことを今でも覚えている。特に、東京大学大学院を受験する方は、入試説明会ついでに大学構内を散策しておくことをお勧めする。逆に、あまりのキャンパスのしょぼさにモチベーションが下がってしまう可能性もある。


■研究テーマについて知ることができる。
研究室を訪問する目的においては、もっともこれが重要であろう。特に、他大学院を受験する場合は、自分が行いたい研究が他大学院で行えるかどうかがHPを見ただけでは分かりにくいことが往々にしてある。百件は一見にしかずである、分からなければ、実際に研究室に出向いて教授なり研究室の院生なりに話を聞けばよいだろう。研究室訪問をして、自分が行いたい研究が行えない場合だって十分考えられる。入学後そんなことに気づいたら人生終了でしょ?事前に自分の興味のある研究テーマとのマッチングを行っておこう!


■研究室の雰囲気について知ることができる。
大学の雰囲気と研究室の雰囲気はまた違うので要注意だ。いくら素敵なキャンパスであっても、人間関係が終わっているような最悪の研究室に配属される可能性だって少なからずあるだろう。大学院ともなれば、人間的に終わっているような博士過程の学生や、外部生を徹底的に排除するような性格がねじ曲がった内部性に遭遇することも珍しくない。また、理系であれば研究室にはどのような実験設備があるのか予算が潤沢であるのかなどについても徹底的に調べておこう。*ちなみに、劣悪な研究活動を強いる研究室をブラック研究室を呼ぶ。この研究室に配属されると、就職活動がろくにできずに、ニートになる可能性があるので要注意。

特に、人間関係とブラック研究室は要注意。


■院試験対策に断然有利!
院試験は、大学受験と違って、予備校なんてものはないにも等しいし、ましてや受験対策本なんて雀の涙ほどしかない。大学院試験に対しての情報が少なすぎるのだ。大学院試験は、大学受験と違って、いかに正しく有益な情報を入手できるかが合格のカギを握るといっても過言ではない。実は、この院試験対策において、研究室訪問は使えるのだ。専門試験で分からないことがあれば、研究室の院生に、どんな専門書を読めば学習がはかどるかなどをとことん聞きまくろう!そして何よりも忘れてならないのが、研究計画書対策である。研究計画書とは、研究を行うための企画書のようなもので、大学院入試とセットで行われ、後日面接で問われるケースが多い。この研究計画書が困ったもので、私も非常に苦労した記憶がある。一番手っ取り早いのは、志望する大学の先生に研究計画書を添削してもらうことである。添削してもらうまでも、ダメ出しをもらうことは可能である。ぜひ試験前に訪問先のセ先生にアドバイスを頂こう。


■オマケ 試験で下駄をはかせてもらえる?
研究室訪問自体は、試験の対象外であって、研究室訪問をしたからといって試験で有利になるとことはない、、、、、が、、、、、、
院試験とは不思議なもので、筆記試験(専門・英語)の他に研究計画書と面接試験が課される。

ここで良く考えてほしい。筆記試験を定量的に採点することは可能であろうが、研究計画書や面接をどうやって定量的に採点することができるのだろうか?

所詮、人間が人間を評価するのである。常識的に考えて、研究室訪問をして、研究計画書についてアドバイスを教授に請うた学生に高い評価をくだしくなるのが人情というものではないだろうか?少なくとも、研究室訪問をしない学生よりは・・・・。

就職活動におけるOB訪問と同じである、熱意があるものは報われるのである。

はあ、疲れた。 研究室訪問がいかに重要であるかがおわかりいただけただろうか?

やるやらないではなく、絶対にやるべきものである。


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