東大理Ⅰ・Ⅱを蹴って、私立医学へ??

産経ニュースより引用
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090803/edc0908031012006-n2.htm

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 今年の大学進学者数ランキングがまとまった。これは3月によく公表されている大学合格者高校別ランキングとは異なったものだ。


 大学合格者高校別人数は、私立大などで顕著なのだが、延べ合格者のデータだ。従って、1人で複数の学部、いくつもの方式に合格することができる。これに対して大学進学者高校別人数となると、1人に大学1つになる。

 表を見てほしい。これは難関10国立大に現役進学した人数を卒業生で除した割合をランキング(2009年実績)したものだ。難関10国立大とは東大、京大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大の旧7帝大に、東京工業大、一橋大、神戸大を加えた10校のこと。高校の中には開成、海城、札幌南など、未集計や非回答の高校のデータは含まれていない。

 これを見るとトップは筑波大付駒場の50.3%で、卒業生の半数がこの難関大に現役進学したことになる。しかも、このうちほとんどが東大進学で、卒業生の半数近くの約47%が東大に進学している。2位の灘でも東大・京大に限ると41%が現役進学しているのだ。

 ランキングでは中高一貫校が強く、さらに西日本の学校が圧倒的に多い。首都圏は4校しかランキングに入っていない。この差は地域による国立大志向の格差とみられる。首都圏では早慶をはじめとする難関私立大進学者も多いということだ。

また、国立大の進学率をみると、難関国立大の合格者イコール進学者かというと、そうでもないのだ。入試方式から考えると、国立大は私立大と異なり、複数合格した中から進学先を決めることはできない。すなわち1校受験に等しい。それにもかかわらず進学率は東大で99.6%、京大で99.5%なのだ。

 では、受験生にとっては何ともぜいたくに思える東大や京大をけって、どこに進学しているのだろうか。大手予備校関係者が言う。「東大の理Iや理IIに合格しても、慶應義塾大をはじめとする私立大の医学部に進学する生徒は毎年、何人かはいますよ」

 また、別のケースもあるようだ。「首都圏の受験生が地方の難関国立大文系学部に合格したのですが、スベリ止めだった難関私立大の文系学部に特待生で合格。結局、国立大をけって私立大に進学しました」とある高校の進路指導教諭は言う。名より実ということだろうか。

 不況の影響もあって進学先を選ぶのにも、いろいろな考え方が出てきているようだ。

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コメント:

難関大学を独自に定義し、卒業生のうちのどれくらいの人数がそれらの大学にどらくらい進学したかを算出すれば、高校の地頭力を計ることができるかもしれません。

しかし、よーくみるとこのランキングには、難関大学と定義された国立大学以外の医歯薬獣医学部は含んでいないですね。

高校によっては、医学部進学志向の強い高校もあったりするので、それも加味したランキングが見たかったですね。たとえば、東海高校とか。

医歯薬とまでいかなくても、国公立大学の医学部くらいはいれてほしいものです。

あと、東大の理Ⅰ・Ⅱを蹴って、私立大学医学部に進学するとのことですが、医者というくいぱっくれない仕事を手にすることができることを考慮すると、進路選択に誤りはないでしょう。

まあ、私立大学医学部じゃなくて、ふつうは「旧帝大以外の国公立大学医学部」へ進学でしょうが。


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